グーフィー (Goofy)の介護日記

お袋がアルツハイマーと診断されてから

5,410日生きた犬

令和2年7月24日金曜日早朝、なびぃが亡くなりました。気持ちが少し落ち着いたのでお知らせしようと思います。享年14歳と9ヶ月23日の人生でした。
平成17年10月2日日曜の深夜、職場のゴミ捨て場の隙間で野良犬が生んだのを月曜の朝見つけました。たしか9匹生んで一番小さいのが母犬のオッパイにありつけず、間もなく死んでしまいました。その後仔犬たちを入れておく小屋を作り、母犬は時間になると戻ってきて母乳を与えていました。
仔犬たちが乳離れをし、母犬が役目を終えどこかへいなくなるまで色々なことがありました。職場の裏山で蛇に脚を咬まれ、脚がグローブのように腫れ動物病院に連れて行ってやったこともありました。もう妊娠するんじゃないぞと、カンパを集め避妊手術も受けさせてやりました。
3ヶ月くらい経ちドッグフードや弁当の残りなどが食べられるようになって、里親探しを始めました。半分は見つかりましたが、半分残ってしまいました。仕方がないので譲渡会へ連れて行きました。そして最後まで残ってしまったのがなびぃでした。嫁さんと「ウチで飼うか?」となりました。いろんなとこへ連れて行きました。海、島、山、河、草原、湖、もちろんたくさんの公園、おかげでウチの車は年中毛だらけでした。
さて亡くなる前の半年ほどは歩くことができなくなっていました。毎朝、毎夕、抱き抱えて公園に連れて行き、用足しをさせていました。芝生の上に立たせてやると、その場でシッコとウンコをするのですが、3分も立っていられない状態でした。今思えば良く頑張ったなと思います。自力で歩けなくなった時点で、動物にとっては死を意味するのでしょう。
そして最後の朝を迎えます。朝起きてすぐ「シッコ行くか?」と声を掛け抱き上げました。この時は顔をスクッと擡げたように思います。公園に行く途中でシッコを漏らしました。「どうしたんだよ?我慢できなかったのか!」今思い返すとこの時息を引き取ったんだと………。亡くなった瞬間全身の筋肉が緩んでシッコが出ちゃたんだなと。

f:id:highwayone:20200830113925j:plain
最期のなびぃの姿です。

そして芝生の上に下しましたが、もう息を引き取ったのでしょう。朝5時前くらいのことです。

f:id:highwayone:20200725151635j:plain
火葬が終わりました。

次の日の土曜日に早々に火葬してもらいました。長く良い付き合いだったよな!楽しかったよ。またいつかどこかで会えるといいな。さようなら。因みに今日は四十九日です。

個室から相部屋へ

3月に婆さんに会いに行ったら、もうオイラが誰なのかわからなくなっていた。こりゃもう駄目だなと思い、帰りに別の特別養護老人ホームに寄り申し込み書を貰ってきた。

そう今の特養は個室のみの施設だ。最初だから慣れるまで個室がいいだろうと思い希望したのだ。しかしここに来て何も分からなくなったので、もう個室にいる必要もないだろうと相部屋のある別の特養に引越しである。

聞くところによると相部屋の方が職員の方の目が行き届きやすいという。そしてなにより利用料が個室より安く済むのだ。

3月末に申し込み用紙を提出し、明日本契約をしてくる。そして29日に引越しだ。そろそろお亡くなりになる時のことも考えておかなきゃな!

ギターのクリーニング

 このギターはだいぶ汚れている。たぶん10年以上は弾いていなかったのではないかと思われる。 f:id:highwayone:20181023090840j:plain

そこで分解掃除してやることにした。まずはネックをボディから外した。

f:id:highwayone:20181109071713j:plain

はじめにネックから綺麗にしていこう。ヘッドからペグとストリングガイドをはずす。ペグはメチャ汚い、タバコのヤニがこびり付いているようだ。中性洗剤で汚れを落とし、ピカールで磨いてやることにする。フレットとナットを外すのは敷居が高いので、今回は磨くだけに留めておく。

これから途中経過を上げていきます。

 

人生が終ったということ

先日、認知症になってまで生きていたくない、オイラには事故死の道しかないんじゃないかと書いた。

事故にしても「こんなことしたら死ぬんじゃね?」と自覚しながら行為を実行したなら、それは自殺になるのだろうか?

今のところ理想と思っているところは、行方不明である。ナビィが逝き、お袋が亡くなれば、オイラの屍を拾う者はいなくなる。息子がいるが良くも悪くもない関係だ!オイラが死んでも「死んだんだ!?」程度で済ますだろう。と思っている。尚更、他人がオイラの死体を発見するなどという迷惑をかけたくない。

そんなふうに考えると行方不明→事故死→推定死亡が丁度いいんじゃないか。

オイラは20代の頃、やたら本を読んでいた時期がある。その中でも今も頭の片隅に残っていてフッと思い出す一冊がある。

サハラに死す 上温湯隆の一生』というノンフィクションだ!サハラ砂漠を単独、無補給(補給は考えていたかもしれない)で横断することを目指した記録だ。簡単に言うと、1回目の挑戦はラクダを餓死させて失敗する。諦めずに2回目も行くのだが、ラクダが食糧、荷物もろとも逃げてしまう。1回目は飲料、食料があり近くの村まで辿り着けた。だが2回目は何もかも失ったのだ。砂漠の藻屑となったのだろう。

そしてもう一人、理想的な死を遂げた人それは植村直己だ!数々の偉業を成し遂げたが、最後は消息不明だ。多分マッキンリーのクレバスの奥底で凍りつき、誰にも発見されることなく朽ちていくのだろう。いや凍結したまま、人知れずその身を残すのかもしれない。ただ植村氏はひとつだけ過ちを犯した。女房を残してしまったことだ。

さてお二人を紹介したところで、サハラ、マッキンリーの砂漠、山ときた。オイラは川にしよう大河だ!メコンがいい。メコンがオイラの最期を見届けてくれるだろう。そして大海原に流してくれるのだ。

なぜ川かというと、もう一人影響を受けた人物がいる。野田知佑、作家、遊び人だ。野田氏については、またの機会に書こう。ちなみに野田氏はまだ生きている。

人生の後始末

7月になりオイラの今年の誕生日も過ぎていった。来年はとうとう還暦である。人生ももう残り僅かだ。今までは「どうやって生きていこう」と考えながら生きてきた。この歳になって今では「どういう風に死のう」と考えるようになった。

そんな考えになったのは、お袋を介護し、施設で生活をするようになった姿を見てきたからだ。あんな風にはなりたくない。そう強く思う。遺伝上オイラがそうなる可能性は高い。

簡単に言ってしまえば、死ぬ時、死に方は自分で決めさせろ!だ。死ぬ時期はまだ当分先だろう。しかし人間の死に方はそう多くはない。

・病死(自然死?)

自死(自殺)

・事故死

・刑死

オイラはただ死を待っているだけの老人にはなりたくないのだ。自殺なんぞする気は毛頭ない。死刑なんて真っ平御免だ。するとオイラには事故死しか道が残っていないということか!?なんて考えていたりする。実はもうちょい先まで考えているのだが、それはまたの機会に。

まぁ半分冗談として聞いてくれ!

 

さて死に向かって歩み始めようとしているオイラは、手始めにこんなことをしてみた。

f:id:highwayone:20180721080712j:plain

今まで60年近くオイラを生かしてくれた世の中に少しは恩返しをしようと考えた。

活動に賛同する方は是非!こちらまで、

www.msf.or.jp

生きたいと強く思っている人たちを救ってあげてください。

【訃報】朝丘雪路

朝丘雪路が亡くなった。82歳だ。うちの婆さんより若い。

オイラの世代だと「11PM」や「夜中のスキャット」かな?(訂正:夜中の〜ではなく夜明けの〜だった。更に朝丘雪路じゃなく由紀さおりだ!)

死因は「アルツハイマー認知症」で婆さんと同じ。


人ごとではない。ご冥福をお祈りします。

白髪と薄毛

はじめに言っておくが、オイラのことではない。ナビィの白髪と薄毛についてだ。

平成17年10月生まれのナビィも今年で13歳になる。人間に換算すると78歳だそうだ。いつのまにかオイラを抜いてしまった。人間と同じで毛が薄くなって白髪も増えた。

白髪

f:id:highwayone:20180312095012j:plain

若いころは黒い毛のところは真っ黒だった。耳なんて黒のベルベットのようだった。今ではオイラより白髪が多いのではないか。

薄毛

f:id:highwayone:20180304095659j:plain

 画像でわかるだろうか?尻尾の毛が薄くなり、肌が見えてきている。尻尾の太さも若い頃の半分くらいになっているんじゃないかな!?

ナビィのことばかりではない。オイラも来年は還暦だ!いつ死んでもおかしくないな!!