グーフィー (Goofy)の介護日記

お袋がアルツハイマーと診断されてから

買い物

味噌がない。買いに行くからと食卓の上に財布と一緒に空の容器が置いてある。いつ買ってくるかな?牛乳も切れているよね。実はいつ買ってくるか、様子をみてみようと思っていた。だが今日の出来事でそんな思惑はフッ飛んだ。

お袋は一人のときからおかずの宅食を頼んでいる。自分が戻ってきてからも一食分を取り続けている。夕飯はそれに少しのおかずを足して2人で食べている。お袋などはもうほとんどいらないくらいしか食べないから、自分も残ったおかずで飯2杯も食えば十分だ。

今夜もお袋の好きな分を取り置いて、残ったものをおかずにして食べた。するともうご飯がないと言って、イオンにパンを買ってくると言い出した。白飯が少し残っているのだが、パンが食いたいのだろうぐらいに思っていた。

ついでに味噌も買ってこようね!と言って出掛けて行った。30分もし無事帰ってきて買ったものを見ると、青椒肉絲の弁当、太巻き茶巾海苔巻きのパック、お稲荷さん、小籠包となんかおかしい。もちろん味噌もパンもない。それで好きなもの食べてくれ!と自分に言う。おいちょっと待て、俺はもう食ったんだぞ!あんたがパンを食いたいと言って買い物に出たんじゃないか!?自分が足りないと言うから食わせるために買ってきた、ということになってしまったらしい。お袋はおこぼれを貰えばいいなんて言っている。自分がお袋に買いに行かせた、もう年寄りなんだから勘弁してくれなんて言い出す始末だ。当然足りないなどとは一言も言っていない。お袋自身も晩飯を食ったかどうか分かっていない。

もうダメだ!メチャクチャだ!お袋の買い物の様子を見守るなんて悠長なことは言ってられない。これからは買い物はすべて自分がやろう。そうでなければ必要なものがいつまでたっても揃わないばかりか、不必要なもので浪費するだけだ(そんな大袈裟なほどではないか?)もう買い物は無理という判断をせざるを得ないな、お袋。

風呂の件も2回くらいは上手くいったが、ここ2回ばかりは分からなくなっている。そういえば食パンも今朝切れたんだっけ、明日買ってくるから朝は残った茶巾寿司とお稲荷さんを食っておけ!青椒肉絲も丸々残ってるぞ。