グーフィー (Goofy)の介護日記

お袋がアルツハイマーと診断されてから

甘太郎焼き

はっきり言うとグーフィーはバカ犬である。まさお君に通じるところがある。人懐っこく馬鹿だから、可愛いという向きもある。お袋はグーフィーが小さいころから何も躾けず、放任主義で育てた。お手、待ての類は勿論、飼い主の言うことも一切聞かない。野生の感でしか行動しないという意味で、ワイルドである。

お袋が散歩の途中で甘太郎焼きを3っ買ってきたようだ。食事の前に甘いものでお茶を飲みたかったのだろう。

玄関のケージの上に甘太郎焼きを置いて、グーフィーのリードをドアチェーンに繋いでおいた。この組み合わせは最悪だ。だがグーフィーにとっては堪らん、鼻先に食いものが置いてあるのだから。野性児である。たちまち3っとも平らげてしまった。

これは今に始まったことではない。グーフィーは食べ物に関しては貪欲なのはわかっているのである。グーフィーを庭に放し、生ごみを玄関先に出そうものならバリバリにされる。もう何度も同じことを繰り返しているのだ。お袋の学習能力のなさが原因だ。

お袋は怒ったり、落胆したり大変な騒ぎだった。おかげでグーフィーは夕食抜きの刑に処せられた。少し可愛そうなので、お袋の目を盗んでドライフードをたんまり食べさせてやった。ひとつ貸しができたぞ、グーフィー

 

グーフィーが意地汚いくらい食べ物に執着するのには、もうひとつ原因がある。これはまた日を改めて書こう。