グーフィー (Goofy)の介護日記

お袋がアルツハイマーと診断されてから

3年目の牛蒡

お袋が冷蔵庫からゴボウを出してきて、流し台に放りだした。放ったらかしにされたまま3,4日過ぎたので、このゴボウどうするんだ?と聞いてみた。

すると、冷蔵庫に入れたままだと乾燥してしまうので流しに置いておいて水分を与えていると言う。こんなもの3年前のものだぞ!と言ってやると、なんで知ってるの?どっから出てきたんでしょうねぇ?と。このゴボウが入っていた袋に書いてあったわ。

捨てるぞ!と言うと、3年前のじゃしょうがないネと、やけに素直だ。いつもはまだ食べられるからとか、いつか使うからと言い張って捨てさせない。

お袋はゴミを出さない生活を標榜している、とは以前に書いたと思う。これは出さないのではなく、溜め込むから出ないのである。兎に角いらないものまでなんでも一緒くたに、綺麗に剥がせたらセロテープの切れ端まで取って置く。そんなもので溢れた生活を送っているのだ。靴や洋服、帽子などいくつあるのか本人さえわからないだろう。日常溜め込もうとしているものは片っ端から捨てている。

いつか使うからと本人は言うが、使った試しがないものがほとんどだ。今は溜め込まれたものを探し出し、いらないと判断したものは本人に聞かずにバンバン捨てている。が、捨てても捨ててもキリがないくらいある。

これで冷蔵庫の肥しがひとつ減った。昨夜はいつのかわからない鯖の切り身を頂きました。まだ腹の調子は悪くないゾ。ナビィに皮を食わせたが、おい!大丈夫か?