グーフィー (Goofy)の介護日記

お袋がアルツハイマーと診断されてから

朝寝坊

最近、朝夕がメッキリ寒くなってきた。こうなると婆さんが朝起きなくなる。婆さんを起こそうと、オイラも色々策を講じているのだ。オイラが直接「起きろ!」と言ったんじゃ駄目だ。意地になって逆に起きない。雨戸を開けたり、グーフィーを騒がせたり、寒くなっていくにつれ効果が無くなってきた。仕方ないので、オイラが2匹を散歩に連れていくことになる。

今朝も2匹を連れ立って散歩に出た。いつもはヨボヨボの婆さんが相手だから、思うように動けないのだろう。オイラと一緒だと走る走る!つられてナビィも走る走る!グーフィーはもう年だからか、走り方がスキップのようになっている。足が駄目になって走れなくなるまで、走らせてやっからな!このスキップ走法、動画に撮ってyoutubeに上げるか?なんて考えながら走っていた。

家に帰ってきて暫らくすると、やっと婆さんが起きてきた。散歩に出ようとするので『もう終わった』と引き止めた。すると、

「散歩行ったの?なんかそんな気がしたんだよ

オイラが散歩に連れて出たのをわかっているのか!?と思ったが、どうも違うようだ。

「グーちゃん、2回行こうとしちゃったよ」

自分で散歩を済ませている、と思っているのだ。

「散歩に行ったことも瞬時に忘れるよ」

わかっているんだか、わかってないんだか。起きて10分でコレである。一息ついたように、また押入れを漁りだす。