グーフィー (Goofy)の介護日記

お袋がアルツハイマーと診断されてから

ゴミ

お袋は昔から掃除や整理というのがダメだ。さらにモノを捨てないで溜め込む癖がある。なんでもそのへんにポイッと置いてそのまんまにしておく。我慢の限界まで散らかってくると、少しだけ片づける。痴呆が出始めてから輪をかけて酷くなっていて、置いたのさえ忘れている。

新聞やチラシは月一で新聞屋が回収にくるし、専用の回収袋を配っているのでまだいいほうである。たとえば郵便物、機関誌や通信販売のカタログ、ダイレクトメールなどは、なんでこんな古いものを取っておくのか?ってくらい散乱している。

台所は袋物が沢山ある。スーパーのレジ袋は言うに及ばず、菓子パンなどが入っていた化粧袋。さらには菓子パンの化粧袋をとめてるリボンワイヤー、輪ゴムなどなど。割り箸も引き出しから溢れている。

本人曰くゴミを出さない生活を身上としているらしい。ゴミを出さないのはいいが、家の中に溜まっていく一方なんだが!?

牛乳パックや食品トレー、卵のパックはスーパーの回収に協力しているという。だが持って行く素振りが一切ない。今日いい加減溜まっていたので、出掛けのついでに自分がスーパーに持って行った。

そんなお袋の隙を突いて、片っ端から捨てるのが日課になっている。お袋に見られると、それはいるだの、それは使うだの煩くて捗らない。都合良く耳が遠くなったので、傍で片づけをしていても気づかれない。それにあったかなかったかさえ分からなくなっているので、なくても気づきもしない。兎に角なくてもいいものがあり過ぎる。

捨てても捨ててもキリがないが、大分マシになってきた。なぁ頼むから封を切った醤油の小袋は二度と使わないんだから捨ててくれ、お袋!