グーフィーの散歩に行けない
今朝も起きてくる気配がない。よくあることだ。雨戸を開け「起きろよ~っ」と起こす。すると今朝はいつもと違う返事が返ってきた。
「なんかここが○○のような気がする」
○○とはお袋の実家の町だ。オイラの生まれ育った町でもある。しかし引っ越して40年近くになる。
「大丈夫か?」
「グーフィーの散歩に行ける気がしない。行って来てよ!」
「なんか今朝はとっても頭がおかしい」
頭がおかしいのはいつものことだ。まぁ自覚があるだけマシだろう。頭がおかしいまま散歩に出て、迷子になるほうが厄介だ。
ということで今朝は2頭立ての散歩になった。帰ってくるとちゃんと起きていて、グーフィーの餌も用意してあった。
しかしここからがまた大変なのだ。
「餌あげたよね!?」
「散歩行ったよね!?」
1分ごとにこれの繰り返しだ。
「やった!!」
勘弁してくれ、もう。