グーフィー (Goofy)の介護日記

お袋がアルツハイマーと診断されてから

婆さん救急搬送される

オイラは55年の人生で、初めて救急車に乗った。付添いだけど…。

さて経緯を書いていこう。まったく年末に人騒がせな婆さんだ!

いつものように今朝もなかなか起きて来ない。仕方ないので7時50分頃起こしにいった。オイラが起こすと、えらく興奮するのだ。何度か”ほら、起きろ、起きろ!”と言ってやっと起き出した。

興奮冷めやまぬまま部屋の扉を思いっ切り閉めた。バンッと音がしたが、オイラは外側にいたので、何が起こったのかわからなかった。

扉を開け覗いてみると、婆さんが頭を抱えて倒れていた。どうも扉を閉めた拍子に後ろにひっくり返ったようだ。また尻もちをついたが、今度はソファの肘掛けに頭を強打したようだ。ウチのソファは布張りだが、肘当てのところが無垢の板になっている。

自分で立てるかな?としばらく様子を見ていると、血が出てると言う。後頭部を見ると、結構な流血だ。タオルを濡らし、患部にあててやった。

しかし一向に血が止まらない。こりゃ大事だ!という訳で救急車を要請した。

病院では縫う程深くないということで、脳と首の骨をCTスキャンして止血してもらった。

家に帰ってくると、何があったんだろ?なんて言っている。挙句には「どこかを覗こうとしたら”やめろ!”と言われ突き飛ばされた」なんて言い出した。記憶障害だな!元々だけど…。

これで年末のショートステイはお流れになった。昨日までうまくいきそうだったのに…。

グーフィーは亡くなるわ、婆さんは病院送りだわで、年末が慌ただしくなった。麦酒でも飲むかっ!まだ昼前だけど…。

 

今ちょうど昼、起きた時の会話だ。

「今日は一日寝てろよっ!」

「なんで?」

「頭打ったんだから」

「怪我したのか?」

「そうだよ!だから寝てろよ」

「どうしたんだい?転んだのかい?」

「そうだ!」

これは頭打った所為じゃないな、元々だ(笑)

婆さんの近況

歩くのが覚束なくなってきた。送迎の帰り、玄関の階段が登れずよろけたと思ったら尻もちをついた。門扉にぶつかって事無きを得たが、広い所だったら頭でも打ちかねない。オイラはスタッフと施設での様子などを話していたので、近くにはいなかった。玄関に手すりが必要なのか?

門扉を開けようとして、蝶番のついたほうを一生懸命引いていた。「あら!?反対だわ」だって(大笑)

室内でも扉を閉めようとして、開く方と反対側に扉を探していた(意味通じるかな?)

莫迦が加速していっている。

お参り

隣の家の女の子(幼稚園児)がお父さんと、花を手向けお線香をあげて手を合わせてくれた。

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オイラとお母さんと3人で、グーフィーのリードを引き散歩したこともある。ナビィと交代々々でリードを引いていた。翌朝は5時に散歩に行くよ!と言うと、「行くぅ」と言っていたが起きられなかったようだ。チーちゃん、ありがとね!グーフィーも喜んでるよ。

グーフィーの埋葬

なんか喪失感がハンパない。これがペットロス症候群ってやつか?グーフィーのことばかり考えている。ナビィには”もうグーフィーはいないんだよ”と何度も言い聞かせている。もう婆さんなんてどうでもよくなった。前の記事で”冬を越せるのか?”と書いたが”年を越すこと”もできなかったじゃねぇーか!

 

さて、グーフィーの埋葬の様子を書いていく。この記事に関しては犬の亡骸の画像が多数掲載されているので、苦手な方は見ないほうが賢明です。しょっぱなから心霊写真のような画像になります【閲覧注意】

 

 

 

 

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火曜日夜、息を引き取った直後。眼をむき、口は半開きだ。

 

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翌水曜日朝、寒くなかったか?今から出してやるぞ!

 

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丁寧に出してやらんとな。

 

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ここでよく日光浴をしていたな!?

 

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ほれナビィも最後のお別れをしなさい。もう一緒に散歩へは行けないんだよ!

 

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目を閉じてやったが、まだ少し開いたままだ。

 

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最後の力を振り絞って倒れていたのがココです。ここに埋めてやることにしよう。

 

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同属の屍骸って嫌うよね!?死臭がするのかしら?

 

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後ろ足が伸びたままで硬直しているので、ちょっと奥行きが足りないぞ。もうちょい掘ろう。

 

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幅も頭が突っかえるな!

 

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よし、ピッタリ収まったぞ。

 

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コップに焼酎を一杯注いできて、お別れに一口呑み、残りをグーフィーに掛けてやった。

 

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永久(とわ)の別れじゃ!あばよ、グーフィー

 

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終わった。一年後に洗骨して骨壷に移してやろうかな!?

 

この日は夕方から冷たい雨が降った。グーフィーの遺体と魂を清めてくれ!

グーフィーの置き土産

グーフィーが亡くなるまでのいきさつを、思い出の為にも書いておこう。

平成27年12月22日(火)の冬至の夜からだ。散歩にも出なかったグーフィーは、オイラとナビィが帰ってきた時には、小屋から出てすぐ前の土の上に横たわっていた。夏涼しく、冬は暖かい土の上がいいのか?とそのときは思っていた。だが、今思うと最後の力を振り絞って小屋から這い出したのだと思う。そうこうしているうちに6時半頃オイラの夕飯を買い出しに出た、そのときも様子を見たがまだ生気があった。

スーパーから帰ってきたのが7時過ぎ、荷物を置く間もなくグーフィーが喘ぎ出した。知ってか知らずかナビィが思いっ切り騒ぎ出した。ナビィを宥めて、急いでグーフィーのもとへ行った。このときはもう虫の息だった。断末魔が襲って来た、そう思った。

土の上に横たわるグーフィーを、絨毯の切れ端に乗せ小屋へ戻してやった。頭にはタオルを敷いてやり、身体にバスタオルを掛けてやった。それから喉を撫でてやったりしているうちに落ち着いてきた。

オイラは家の中と裏庭を行ったり来たりしながら、グーフィーを見守り続けた。

そして、夜8時20分頃静かに息を引き取った。

グーフィーの様子がおかしくなって24時間余りで亡くなった訳だ。苦しみもさほどなかった。安らかに眠れ、グーフィー

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結局、最後の一日は飯も牛乳も喉を通らず、残したまま逝ってしまった。やっぱり苦しんだのだろうか!?

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そしてグーフィーが最後にしたウンコ。月曜日の夜、最後の飯を食ったあとしたようだ。こんな黒い糞見たことないわ!胃が弱っていたのだろうか?

 

また会った時にはナビィと3人で散歩に行こうな!さよなら、グーフィー

この記事書いてて、鼻がツーンとして目から…。

では、埋葬にいってきます。