グーフィー (Goofy)の介護日記

お袋がアルツハイマーと診断されてから

オドメーター

先日、仕事場の車に乗り込んだ時「おっ!」と思った。都合良く信号に引っ掛かりパシャ!次は7のぞろ目だな。一人で乗っている車両じゃないので、オイラが乗車しているかどうかわからんが…。一日100~200km走るので、7万キロになるのは夏前くらいかな!

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話は変わるが、片側二車線の第一車線を走行していたときのことだ。前を走るのはベンツだ。交差点でベンツは右折車線に入った。その横をすり抜けようとした瞬間、ベンツが車線半分くらい左のオイラの方へ膨らんだ。左車線に車が居なかったから避けられたが、車が居たらどっちかにぶつかっていたゾ。前しか見ていない自己中の間抜けな野郎だ!男か女かわからんが、交差点でUターンして行きよった。広々2車線有るんだから、乗用車ごときは大回りしなくてもUターンできるわい。下手糞ッ!

どちら様?

先週、そろそろ暖かくなってきたので春物の衣類を持っていってきた。先々週のインフルエンザは陰性だった。

 荷物を運び込むため部屋に入ると婆さんがいた。いつもは食堂でテレビなんぞを観ているのだが、この日は部屋の電気もつけずに服の整理をしていた。

荷物を置いて「どうだ調子は?」と声を掛けると「どこかでお見掛けしたような……どちら様?」などと言い出した。

オイラが首からぶら下げている面会者用の名札をシゲシゲと見て「南○苑?」と自分が今いる施設の名前もわかっていない。

特養に入る前からケアマネージャには”特養に入所すると認知症が早く進みます”と言われてはいたが、まだ一月も経っていないのにこの有様である。叔母と伯父に話すとガックリしていた。

スタッフがフライドチキンを喜んで食べていたと話してくれた。良かったな婆さん!月に一回くらいは買ってきてやろう。

インフルエンザ?

今週は仕事が立て込んでいてホームには行けていなかった。先週の木曜日にケンタッキーフライドチキンを差し入れに持って行ったのが最後だ。なので今週は金曜日に様子を見に行ってみるかと思っていた。

ところが木曜の夕方にホームから電話があり、昼過ぎから39度の熱を出し寝かせているところだと連絡があった。インフルエンザかもしれないので面談は控えて欲しいということだ。

今日金曜日にインフルエンザの検査結果が出る予定だ。

めったに発熱などしない婆さんだが、巷のインフルエンザ感染ピークの今になって発熱とは………、知恵熱じゃねぇのか?

一人と一匹の生活

婆さんが特養に入所して一週間が過ぎた。入所日(水曜日)から日用品などを運び込んでいるが、ロードスターでは一度に積める荷物はたかが知れてる。入所日に足らなかった衣類やタオルなどを金曜日に持って行った。入所日には緊張してキョドッていた婆さんだが、3日目にして落ち着いて過ごしている様子だった。

そして昨日月曜日にまた欲しいものをスタッフに言われて持って行った。このときは3段引出の衣装ケースを運んだ。ロードスターではこれが限界だ。ここの施設は「暮らしの継続」を謳っている。生活用品は食器から何からすべて今まで家で使っていた物を使用する。箪笥などの家具も持って来いという。なかには仏壇を持ち込んでいる入居者もいると言う。

自宅から施設まで15,6km、30分程かかる。毎日は無理だが、一週間に2回は様子を見に行ってみよう。といっても様子を伺うだけだ。顔を合わすと帰宅願望が出てくるだろう。しばらくはそっとしておく。婆さんにとってはそこが終の棲家になるのだ。看取りをすること、延命処置はしないことなどサインしてある。

二人と二匹だったこの家も12月22日に一匹が逝き、2月10日に一人が巣立った。次々といなくなり、とうとう一人と一匹になってしまった。3年間よく頑張ったね!と言われるが、過ぎてしまえば短いものだ。まだまだこれからだよ!とも言われている。

そういえばグーフィーが死んだことを婆さんは未だに気付いていない。もう少し時間が経てばグーフィーが居たことさえ忘れてしまうだろう。

特別養護老人ホーム

昨日、特養の施設へ行って契約をしてきた。下手なホテルより広くて綺麗だわ!ビックリした。オイラが引越ししたいくらいだ。さて、入所時期はいつごろにするかという談になって、オイラは明後日にお願いしますと答えた。オイラにとって善は急げなのだ。すると担当者は「これが用意できないでしょ!?」と言う。それは医者の診療情報提供表いわゆる紹介状だ。それでは医者と相談してから決めたいと思うと言って契約を終えた。水曜日はデイサービスが休みなので、この日から入れればいいと思っていたので少しガッカリした。書類がすべて揃わないと入所できないという訳だ。

オイラは午後一の仕事を一本こなして、すぐに病院へ向かった。

受付で明後日の朝までに書いてほしいと少しゴネてみた。受付の年季のはいったお姉さんは、先生に聞いてきますと言って奥へ引っ込んだ。しばらくしてお姉さんが戻ってきて、今日中に書いてくれるそうですと言った。ガッツだぜ!

すかさず施設に電話を入れ、書類は揃ったので朝の話の通り水曜日の朝一で迎えに来てくれと頼んだ。

こうしてトントン拍子で入所が明日に決まった。オイラは動きだすと早いのだ。ケアマネージャに報告すると、エ゛~ッそんなにスグですかぁ??と驚いていた。もう一度言う、善は急げだ!

そして今日すべての契約書、承諾書に判をついて準備が整った。本人の知らないところで、人生の舵が大きく切られていくことにどう感じるのだろう?

昨日2月8日はグーフィー四十九日だった。このゴタゴタがひと段落して、花と線香を供えてやった。見てたか?上手くいったぜ!グーフィー

嬉しいことダブルで

いつもは憂鬱な水曜日だが、水木とショートステイなのだ。落ち着くわ~。

もうひとつ嬉しいことは、特養の入所が決まりそうなのだ。先週、婆さんと面談したのだ!そして今日入所できますよと連絡が入った。来週、契約しに行ってくる。

もう今夜はルンルンである。

ウンコ漏らす

今日、デイサービスから帰ってきた時の申し送りを紹介しよう。

昼食後、トイレでウンコを漏らしたということだ。しかも大量にという形容詞がついた。便座、床、壁がウンコまみれになったという。自分で掃除しようとしていたらしいが、ウンコまみれの手ではよけい汚すだけだ。

想像しただけで地獄絵図だ。頼むから家では失敗しないでくれよ!神様、仏様お願いします。