突然の別れ、そして永遠の別れ
クリスマスも過ぎようとし、平成29年も残すところ1週間となった。来年には年号も変わる。
今年は秋口に大変なことが起きてしまった。幼馴染でもあり、一番の親友、腐れ縁の友が亡くなったのだ。9月12日火曜日の午前10時前に息を引き取ったということだ。最後に会ってから1年半くらい経っていた。
最後の半年は寝たきりだったようだ。肝硬変を患っていた。お袋さんがオイラに連絡を取って呼んであげようかと言っても、頑なに「ヨセ」と止められたとも言っていた。弱った自分をオイラに見せたくなかったのだろう。
死因は肝炎だ。最後に酒を呑んだときは、腹水が酷かったのを覚えている。
さて、通夜はやらなかった。15日に告別式と火葬、四十九日は台風で家族だけで行ったそうだ。そして11月5日に納骨が行われた。勿論、告別式、納骨に列席させてもらった。
火葬場で待っている間、ビールなどを飲みながらお袋さんや弟と昔話をした。小学生のときは弟とも一緒に連るんで遊んでいた仲だった。弟が「兄貴のモノなにか欲しいものありますか?」と聞いてきた。ビックリしたが、咄嗟に思いついたのがギターだった。ダメ元で言ってみると「いいですよ」と言って納骨のときに持ってきたのだ。長年奴が愛用したギターがこれだ。ハードケースだったので持って帰るのに重かった。
フェルナンデスのバーニーカスタム、ストラトタイプだ。ストラトキャスターとは呼べない。フェンダーに怒られるのだ。当初フェルナンデスはフェンダーやギブソンのコピーメーカーだったが、今ではソコソコ評価が高くなった。
上の画像を見てクスッとなった人は年季の入ったロックファンだろう。
奴はエリッククラプトンを神と崇めていた。オイラの世代ではクラプトンとジェフベック、ジミーペイジといったところか!?
クラプトンはコンサート中タバコを吸うことで有名だ。曲が始まると吸い差しのタバコをヘッドと弦の間に挟むのだ。演奏している間にタバコが燃えてきて、ヘッドが焦げる。
奴はそれを真似して、わざとタバコで焦げ痕をつけたのでした。
友よ大切にするからな!あばよ。